全部テレビ放送。邦画2、洋画9。
クラッシュとレスラーで高得点が久々に出ました。
すばらしい。
クラッシュ(2004年) 86
アメリカ人種間問題の群像劇。
テレビ放送で説明欄にアカデミー賞複数部門受賞みたいなことが書いてあったから観た。
全ての登場人物たちに2つのエピソードが用意されており、人種間問題、イライラの前半。
そしてそれらが全て複線になり、圧巻の後半に入る。
後半のエピソードがどう良かったのかは前半のエピソードから話し出さないといけないので、口頭での説明は長くなってしまうので困難な映画。
前半と後半でそれぞれ別の登場人物たちとかかわり、多くの登場人物たちが2つのグループと接触するが、それ以外とは無関係のまま映画が終わる。
必ずしもそうではないが、全体的にはちょっとだけいい方向に転がるエンディング。
説明したとおり説明できない映画だが、とにかくすごい。
面白かった。
戦火の勇気 68
いい映画だったけど、米軍が正義側に立つ映画をまっすぐな目で評価できない。
なので何点か低くつけてます。(どっちにしろ75は行かないかな)
エネミーオブアメリカ 74
最後の「SEXの話?」って台詞でようやくこの映画を一度観たことあるということに気付いたが、思い出そうとしても中身はほぼ見覚えなかった。
情報戦の走り。
現在もこんな世界になるつつあるし、アメリカでは特に法的にもガチガチになってるんだろうが、その情報を扱う人間が悪なら市民では到底太刀打ちできない恐怖。
日本の警察、司法レベルを考えても危険極まりないが、映像情報量は冤罪製造マシンと化している警察にとってはマシな面の方が強い気がするとは思う。
色々難しいね。
美味しんぼ 76
漫画は読んだことないけど、すげーキャラが立ってる。
主演と三国さんがいい感じ。
リリィ はちみつ色の秘密 70
1962年、黒人が選挙権を持った年の、14歳の白人女の子が黒人家政婦と家出をする話。
(雑記)2013年6月、米国で4歳の男の子が父親を誤って射殺。当然、真っ先にこの映画を思い出す。
永遠のアフリカ 56
アフリカの自然保護に取り組む女性のノンフィクションベースの話。
その女性にとっては夫や子供を亡くして激動の人生だったかもしれないけど、映画的にそんなに面白くは無い。
ファイナルプロジェクト 70
ジャッキー映画。最後まで「観たことあるような無いような」って感じがあった。
覚えてないけど、見たことあるんじゃないかな?思い出せないけど。
ふたたび swing me again 72
元ハンセン病の人がJAZZをやる話。
ハンセン病患者とは全く縁が無いわけじゃない。
あんなに元に戻れるぐらい治るのは知らぬかった。状況によるんだろうけど。
レスラー 80
うん。
男の生き様。
ありがとうございました。
クラーケンフィールド HAKAISHIN 40
大王イカの米国パニック映画。
2006年にしては超普通。
パニック映画に以上もイカも無いのかも知れないが、何の進化も進歩もしてない。
それが「ジャンル映画」ってもんなのかな?
大王イカのCGがチープ。
ポリゴン数は問題ないけど、動きが不自然極まりない。
あれなら普通のイカに餌食わせてそっちをCGで人間に変えたほうがまだリアル。
さよなら、さよならハリウッド 65
ウディ・アレン脚本監督主演。
そんなオチでいいのかよ…っていう終わり方だったけど、米国的なブラック交じりのジョークって事でいいのかな?
(と、俺は感じたけど、wikiを見るとフランスの興行成績は良かったらしい)
ドタバタコメディというジャンルの割には落ち着いてるようでもあったけど、動きじゃなく言葉のやり取りのドタバタなんだろう。
テレビ放送だけど、字幕オンリーでよかった。
英語は全然だけど、ウディ・アレンのしゃべり方の感じとかで、なんとなくオモシロの方向性が感じ取れた。
吹き替えだったら全然面白くないかもしれない。
それぐらい、コメディにするには落ち着いた脚本。
インタレスティングの方の「面白い」も多く含んでるので、米国よりもフランスとか民度の高そうな国で評判がいいらしい。
元々の映画にはエンディングか何かでやってたかもしれないけど、少なくともテレビ放送では一切映らなかった「彼らが実際に撮ってた映画」の中身を、ダイジェストでいいから見たかった。
そんなに知らないけど、多分この人も「自分を魅せるのが上手い監督主演」タイプの人なんだろうな。