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2024/03/28 20:14 |
少女不十分読んだ
ラストの大どんでん返しが出来過ぎでちょっと信じられない。
本当ならもう…



西尾維新さんが書いたはじめてのノンフィクション小説です。
10年前の20歳の作家志望だったころに実際に自分が拉致監禁された数日間のことを書いてます。

前半、後半、最後あたりと、物語は3段変換していきます。

前半、西尾青年が大学に向かう途中に目の前で女子小学生がトラックに跳ねられてバラバラになるシーン、そしてその子の友達『U』がとった行動。

他の野次馬と違って死体ではなくUのその行動を見ていた西尾青年もUに見られていて、1週間後に彼女に待ち伏せされ、走行中の自転車のホイールにリコーダーを突っ込まれ、吹っ飛んで転んで一瞬気を失ってる間に鍵と生徒手帳を盗まれ、大学から帰って机の前に座った瞬間に潜んでいたUに足を刺され、そのままナイフで脅されながら彼女の家に連れて行かれ、外側にしか鍵の無い物置に閉じ込められ、小4女児に拉致監禁されるまでが前半パートです。

最初は「こんなことが現代日本であっていいのか」と思ったけど、
よく考えると「現代日本じゃないと起こり得ないであろう事件」だったことに気付いたり。

まあ、こういう頭のおかしい人間とは何処にも居るもので、
西尾維新さんもそちら側の人間だったからこそバラバラ死体ではなく彼女の行動を見ていたし、途中で何百回とあった脱出の機会を全部リスク怖がって辞めたり、思いつかなかったり。
自分も西尾さんの作品は化物語シリーズとめだかボックスしか持ってなくてアニメの刀語をいくつか見た程度なのですが、まあ、おこがましくも「同じ側の人間だな」と思わせていただいている日々だったりします。

…したのですが、これを読んでしまった以上、「側」が同じってだけでこの2人にはレベル的に遥か及ばないなと痛感しました。


前半部分は西尾維新さんがまあ世の中に悪意を振りまくために書いたのかな?と思ってたけどラストのまさかの救い。
担当編集の寿退社にこじつけて書いたって書いてあるけどラストのアレが本当なら今しか書くタイミング無かったろ。
「創作ではハッピーエンドしか書かないけどこれは起こってしまった事実だから仕方ない」とか
「上手く物語りとしてまとまってない」みたいなこと書いてあったけどこれならいいじゃんと素人目には思わせていただく。

すごいし、その経験はうらやましいけど、俺は味わいたくない。(特に前半)

あと読みづらい。創作なら駄作レベル。


 
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2011/10/26 09:34 | Comments(0) | TrackBack() | レビュー

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