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2024/04/26 13:48 |
映画・この空の花、桐島
高得点の2つをmixi日記から転載、ちょっと修正。


この空の花 長岡花火物語(大林宣彦監督

震災映画だと思ってたけど、全体的に戦争映画だった。
160分っていう長編映画だけど、最初の120分間ぐらいは上映時間の8割ぐらいを若干早口の台詞かナレーションで埋め尽くされる情報過多映画。
よく「最近の映画やドラマは説明的過ぎる」と言われるが、あえてのその極み。
80過ぎの監督史上初めてデジタル映像。
「フィルムは映画で、デジタルは情報」と本人が発言されてた通り、若手が思いつかないような手法をデジタルで早速いくつも確立されていた。
例えば「バラエティ番組に影響を受けた」という『字幕』。
台詞のそこかしこで言葉を字幕にして画面の下に表示するという、映画にあるまじき行為に、更に登場人物がカメラの向こうの『我々』に向かって話しかけるという映画として有り得ない作品になってる。
ラジオで一回聴いてたけど、字幕『ジャガイモ』は吹いた。
あと3時間ずっとうるうる来てるけどついに涙腺崩壊したクライマックスシーンの下に出てきた『大団円』は今思い出しても笑える。
そう言う意味で化物語に似ているな、と感じた。当然監督は見られてないだろうけど。
死人が跳梁跋扈する映画。
画家の人とか良いキャラ。
DVDかBDが出たら買う。
素晴らしい。

98点で。(邦画で最高点。



島、部活辞めるってよ

青春群像劇。
これでもかってぐらいリアルで不条理な思春期の少年少女たちにより、リア充組のリーダー格である『桐島』がある日突然部活をやめるらしいということから騒動が始まる。
主人公たちは非リア充組の映画部の部長。
原則、2つのグループは(正確には5グループの視点で動くけど)無関係のままクライマックスに向かっていくが、クライマックスで3つのリア充組に桐島騒動に巻き込まれ、喧嘩になり、反旗を翻す。
しかし何かが解決して映画が終わるわけではないので、一瞬「え?」ってなったけど、思い出すと観てるリアルタイムよりも面白い映像が思い出される。
ラスト付近の夕日と屋上のインタビューがすごくいい。
男子リア充組のメインである男が主人公に対して遊びで「将来は映画監督ですか?女優と結婚ですか?」等と質問し主人公の返答に精神を大きくかき乱され、その場を離れて映画が終わりを迎える。
神木隆之介君が非リア充の主人公を演じてたけど、可愛い過ぎるやろw
演技はすごい。
『女性とどう接すればいいかわからないけど、話のネタにとマニアックな映画の話をする』シーンの非リア充っぷりが完璧。

93点で。

http://toujin.blog.shinobi.jp/Entry/113/
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2012/09/12 15:22 | Comments(0) | レビュー

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